(|||゚Д゚)<
リセット
甘い誘惑だけを手探りで引き掴まえて嘗め回して
どうして目が眩んだんだろう
どうして欲に傾いたんだろう
あの時その時彼の時の
小さな気懸かりは視界から排除していた
曲者すぎる恋は枯れるのが早くて
気を取り直した時にはもう
大切な存在は手から流れ落ちてしまっていた
今は大切なのかどうかも不鮮明なのだ
慌てた指が暴走するほど
いかにもな足枷を造り出すほど
曖昧をメディアで調整するほど
悲しかった
キラリは目を閉じる
あまりにも穏やかに
――
'04.12.31(Fri) 15:25:43
センサー
投機的な食指
獲る術もなし
繕って偽って切れて過剰縫い
ボタン孔にも針がつかえる
奥に宿るのは陰極の断切り鋏
完全にちぎれるまで
完全にちぎれるまで
息だけ止めて
思い浮かぶ顔より強めに割愛
完全にちぎれるまで…
'04.12.30(Thu) 22:05:48
燃焼
何かが欠乏していると考えた日には
涙を通過駅にした、
胃に住み着いている横柄なカウンセラーが「思いこみ一掃」のスローガンを掲げた日には
かえ の二文字を残して去った、
'04.12.27(Mon) 02:22:19
ヤハミが
ヤハミはどこへ行ったのか 最近めっきり気配がない
食堂の重力に似合う黒縁眼鏡ほど愉快な奴はいないのに
ヤハミが ヤハミが
旗巡る日に顎だけ触ってくれた
いらない二歩分
聞かない教室
無神経なシス-サラウンド浸術
ヤハミは
他人の作品を線路上にさらけ出す人
ヤハミのことを記すわけ
一方的な共通点
大きな衝撃に大きな友の家
それだけ
'04.12.14(Tue) 16:57:42
キラリ―良好
青い
あおい
動揺
言葉を飲み込んだ
SDMN
BJNN
繋ぎ合わせのコントラストに吐き気を催す
給料差分で直視も厭わず
舞台裏で郷愁剤を噛みしめているとき
虹のメガホン とんだ
'04.12.05(Sun) 14:44:20
例えば
干渉でも無視でもなく
心配事の少ない方が心配事の多い方をそっと見守るべきだと思う
元気でやれよ
って。
'04.12.01(Wed) 23:12:31
カシャっと倒して空中廻天
奇怪なジレンマだと思いました
'04.11.30(Tue) 19:43:07
止めたい
もう、既に
指はリアルを無視して文字を刻み続ける
偶然の技巧を目にする
儚さを知ってのことなのか
ほんの一瞬の伝達だった
AtoZまで仕組まれているのなら口にも利けない
まぶたが裏がえるような日々――原因
折檻風景を浮き彫りにさせてしまう――想像
たとえ全身の血管が凍り付いたとしても
指
これさえ動けば
「今から行くね。」
書き記さない優越感
顔の歪みは上る段数に比例する
遣る瀬無い数式
'04.11.24(Wed) 18:38:02
01£
以下基準
調節役は誰
リミテッド七五三
洗濯機で回想録
デジタル素手ランド
過剰も欠乏も針を飲む
日毎英単語を唱える人とそうでない人
医療に動揺する人とそうでない人
確率計算で全て済ます人とそうでない人
そして
狂った時計こそ真実
背を向けようとしたから牛乳瓶が割れて淡水に行き渡る(水水水水
泥浴びて介護保険詐欺にも遭うはずだ
腐敗?
昇天族がすぐそこを駆け回る
パトカァ以上ウサギ未満
思い込みは僕の自由です
リアルは僕の不自由です
二つの差異を楽しみにしている僕です
生産力をかざすと、雪は豊かになります
'04.11.15(Mon) 20:16:28
信託媒介曲筆プレイ
雨
必死に垂直
その際の待ち人は
善人変人何とも認識しない
墨汁に沈んでゆく髪は果たして美しさを放つだろうか
ヘッドホンの僅かな隙間も容赦ないこの文明の中上回る虚無感は人並みに
尽くしてきた諸善は紅すぎたと云わんばかりだ
所詮冷床にふすのは 僕一人
ご安心を
モアイの首が三つ程連なっている
僕の日常流動体のひとつだ
貴方の一文字は周辺事態に負けず劣らず
愛おしいほど逞しく
バンソウコウを操っている
こんなにも
'04.11.14(Sun) 23:27:37
フロム 天
疾走する粒子で即死
ついでに美の線がベレー帽貫通 痛い
生憎泣くのは久しぶりでね
'04.11.08(Mon) 16:27:55
奔走喫茶
「シセイカンなんてこまっしゃくれてインタビューにもなんねぇよ
そういえばな
純粋に憧れて必死に繕うが、それでは余計に嘘がこびりつく、なんて、
キラリもよく言ったもんだと思わねえか
何お前さん
フラスコ壊すなんざぁお断りしとく
情報毒化のほーがまだましだな
さぁ葉巻かじるのも飽きたんだ
平安時代にな トランス一曲送り込んでやろうと思うんだ
源氏様にゃあこのシンコペーションがわかるものか
って そりゃねえだろう?
内裏でとことん雅に躍り狂ってもらお→ぜ
'04.10.21(Thu) 22:13:43
かりそめ
感情プラスマイナス境界線
消しても消しても消えない線
挙げ句の果てには鏡を立てて
幻上等 廃れるばかりの非常線
'04.10.12(Tue) 01:14:52
来る者拒まず、去る者追わず
度々の思量は理解を通り越し
悟りと同じ香りを放った
このねじ曲がった「悟り」という物は
どれだけ相手と自分の首を絞めたのか
胃の不快感の消滅
これこそ単なる「慣れ」
活版印刷技術の発達に存分に裁きを、なんて
馬鹿な責任転嫁はついさっき
一切忘却したばかり
何時になったら素直になれる
溢れるのは否定の念が隠った涙だけ
'04.10.09(Sat) 22:18:48
フロンティア
屈折屈折ええまた屈折
折り重なるにも程があるよ、この膨大な無色透明セロハン蔓延って
色とも言えない色一面
混沌の中マッチ発見
軸木だけだあ使えねえうう
もう寝よ
知らず知らず
あなただれです
ぁ
不意に
Mr.髄の
そのまた髄に
触れr
その
瞬間っっっっっっつ
遙か彼方へ線が跳ぶ
バカ正直さ 僕らの指も
浮きそー弾むー
まって!消しゴム練りゴムデリートキー
その他「消すもの」使用禁止の札が今!
'04.10.06(Wed) 23:24:13
雨降る夜道にcapsule
ゲームの実行に何の犠牲も払わない
食欲萎縮
お空は緑
頭真っ白
'04.10.04(Mon) 20:26:50
きみはひとりでだいじょうぶー
体液内蔵尋常一様なく
製造する物問わないが
不快な目覚めは真っ平です
絡みつくなイアーホン乳白色羽衣めー
伏し目がちにひざまずき
摩擦熱で精神統一 よし
「袖のないブルーのワンピース」
呼吸整ったよありがとう
'04.10.03(Sun) 14:58:40
過去分子基点要因乳酸菌
周囲が好く刺激的なものだから
ボルタ電池に浸かる様 低周波で穏やかさぁ
あわや、時として、配当済乳酸入りのバケツがひっくり返る白昼夢
信じたくない真実?
目を背けたって サランラップじゃ漏れてしまう
横幅だって足りないのにラップは縦に伸びてるし
現実本土に舞い戻れ
ほらぁきた
ブドウ糖の頃の幻像が酷く頬に冷たい
目の奥まで沁みてきた
'04.10.03(Sun) 00:57:10
水玉蛇口
町中に独りはいちーず
黒ネイル剥がれおち
こめかみアンド旋毛に水玉蛇口
そうだ早朝に粘土細工したんだったか
嗚咽の夢から再び覚めた朝
左右と上に銀色水玉光ろうとも
自分の異常を認識せず
何故にある蛇口捻って我の味噌
「これはねつ造だこれはねつ造よぜんぶうそ」
呪文を唱えど矢張りねつ造
こんなにも生ぬるい粘土なんて!
水油オリーブオイル全部まとめてふっかけてやれ!
町中独りセンターピース
自尊心に目映く蛇の口
'04.10.02(Sat) 17:33:29
みつくろい
リアル希望願望誹謗中傷
不可侵を望んでみるけども
カーテンの裏で被写体を待つのもまた良しや
'04.10.01(Fri) 23:53:50
海老の心理
僕と酷似しているんだ
焼却処分出来ぬ繕い顔
現、微動だにせず蛹
何れは、蝶になるのは知らずにいる
捕獲、標本、コンクール、
すがりつく対象に成る時なんて直ぐ参る
海老に期待した覇気のない婆が悪かった
確かに網も虫籠も
全身全霊込めたって持てやしない
もったいなき事よ
万年白く淡く薄い者見えないの
ランク外顕微鏡使用許可書
捺印はあなたの眼球で
そこまで為るか、魚介類
ストパァイコウル腹の切り込み
水深60mileあたりの沈殿物
安定力・破壊力・ニンゲンラシサ
どれも充分に有
容認するほど冷静に決して首から折れぬよう
おちついて
おちついて
よーくかんがえてみて
僕はあなたの気持ちがよくわかる
'04.10.01(Fri) 22:02:44